リノベーション工事@岡山市/
岡山県岡山市生まれのdocchimoスタッフの鈴木です。
今回も「耐震工事+α」についてお話しさせていただきます。
「耐震工事+α」
前回、耐震等級3の新築が一番だけど・・までお話ししましたね。
今回は前回に引き続き耐震工事のその後(地震が来た場合)をお話ししますね
「耐震工事のその後について・・②」
大地震のその後をどう生きるか?
その時マイホームはどうなっているか?
その後を考えた場合・・
新築時の耐震等級3確保が理想ですが・・・そこにはリスクは無いのか?
・・・在りますね・・残念ながら。
最大なのは・・・「立地の問題」です、
例えば・・海や河の近くの土地で利便性が高い土地の場合では・・どんなにお金を掛けた耐震等級3住宅でも津波に襲われては住み続ける事は難しいですし、
埋立地等の場合「地盤の液状化」により回りの土地や道路が隆起したり陥没したりする危険も在ります、特に我が岡山市の南側は「児島湖干拓」で有名な広大な埋め立て地が広がる土地柄ですから地面の表層(30cm~50cm)以下の地盤は・・・ドロ状態でN値(支持強さ)ほぼ0の土地に多くの住宅が建てられているのが現実です・・・
実は・・私も20代の若い頃に地盤支持力調査のお手伝いをしていた頃が在り「スエーデン方式」地盤調査作業をしておりましたが、岡山市の南ではとても楽でした・・最初の数分だけは幾らか抵抗値が出ますが・・後は0値なので全く労力が必要ないと言う経験を何度もしました。
そこの上に新築を建てるわけですから、どんなに強固な構造体の家を建てても無意味です・・・
ここまで書くと「そのために杭打ちや地盤改良工事をしているはずだ!!」と思われる方もいらっしゃると思いますが・・・
県南の埋立地で洪積層(古い地盤で支持力大)までいったい何m在るでしょう・・県南の埋立地域に建つ病院や役所・公共施設、中高層ビルなどは洪積層地盤まで杭を打ち込んでその上に建物を建ててますから問題無いでしょうが・・一般住宅の場合そこまでの費用を掛けてまでそこに建築するメリットはほとんどありませんから、杭の表面摩擦力で建物を支持する「摩擦杭」等で施工されているケースがほとんどでは?と思います・・イメージとしては・・
「プリンにつま楊枝を何本も突き立ててその上に重しを乗せた様な物」で地震横揺れが来なければ問題ありませんが・・・的な状態です。
また、「表層改良工事」にて地表面1mほどの厚さに地盤改良材(セメント)を混ぜ込みバックホウ等の重機にて撹拌する工事も30年ほど前は頻繁に行われていましたが・・イメージとしては・・
「プールに浮かべたビート板(板状の浮き輪の様な物)の上に様々な重心の重しを乗せた様な物」です、地震等が無くてもジワジワ不同沈下する危険が在りますので・・現在はあまり行われていない工法だと思いますが、すでに多くの建物がその上に建てられているのも現実です。
色々と書きましたが・・つまり・・地震に備えるなら・・「立地の確認」をした上で考える事がとても重要という事です、ただし・・ここで触れていない要因として、他にも「利便性・生活のしやすさ」や「想い・土地や地域に対する愛着」そして、「金銭問題・安全安心に掛けられる金額」等もとても大切な要因ですよね、その辺りの事も考慮に入れた新築造が必要です。
続きは次回(笑)。
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